Hello the Masking Face 店主敬白&番頭日記

釣具を扱うビンテージタックルウェアハウス「Hello the Masking Face」の主と番頭が綴る日記です。

番頭日記20160516 芦ノ湖で60cmオーバーのブラックバスが。

どうもどうも。番頭です。
芦ノ湖は、1925年に日本ではじめてブラックバスが放流された場所です。そんな湖で釣り上げられた、この大物。
ブラックバスは50cmオーバーさえ釣ったことのない番頭にとって、60cmオーバーなんて、フィクションのなかの存在に等しいのですがっ。
おめでとうございます。

https://www.facebook.com/ashinokogyokyou/posts/627804180727985


番頭日記20160430 道具にまつわる「縁」の話し。

どうもどうも。気づけばもうゴールデンウィークですね。
連休を満喫されてますか?
そうですか。
私は家にこもって仕事してます。番頭です。
 
ここをご覧になっている皆さま、最初に手にした釣具って、覚えてらっしゃいます?
生まれて初めて釣りを体験したときに使った釣具。
初めて「自分のもの」として入手した釣具。
新しいジャンルの釣りを覚える際に、初めて買った釣具。
ノーブランド品で釣りを覚えた人が、初めて選んだ本格的なメーカー品、なんていうパターンもありそうですね。
別に「初めて」とは言わずにしても、釣りを続けていると、何かの節目に入手したものだとか、思い出の魚を釣ったもの、なんていうように、忘れがたい釣具との出会いというものを経験しているかと思います。
特に、直接に手で触れるうえ、比較的高価な竿やリールといったものに関しては、ある程度の経験を積んでいらっしゃるかたなら、思い入れのこもった道具をいくつも挙げられるものではないでしょうか?
 
つり人社から現在発売中の「鱒の森」Vol.33には、「僕はこのロッドで渓流釣りを覚えた。」という特集が掲載されていまして、番頭、これに1ページの原稿を書かせていただきました。
中古で手に入れたスミスの「トラウティンスピン シリーズ:G GTRX-60L」という、番頭が初めて入手した本格的なトラウトロッドと、使い続けてもう7年くらいは経つものの、未だメインロッドとして活躍しているテンリュウの「シエリー CR50UL」について、触れています。
この特集に原稿を寄せている釣り人は、総勢、16人。
プロのルアービルダーさんですとか、名の知れた名人さんですとか、寄稿者はそうそうたるメンバーで、その末席に混ぜていただいているのが、いささか面はゆい心持ちです。
皆さん、それぞれに思い入れのある道具のお話しをしていらっしゃいますが、編集者のかた、苦労されたんでしょうね。
登場するロッドにほとんどカブリがないところに、少し驚かされました。
一通り読ませていただいて思ったのは、道具との出会いもやっぱり、人とのそれ同様、「縁」なんですね。
なかなか興味深い記事になっていると思います。
 
もうひとつ、今号では、ハンドメイドのバルサミノー「ホットショット」について釣友がしたためた記事にも、文章を寄せています。
「ホットショット」の作者である希代のルアービルダー、松本 功さんが亡くなって、この春でちょうど10年になりました。「ホットショット」というルアーにまつわる思い出を、番頭の釣り友達数人が、それぞれに語っています。
番頭らにとって、この「ホットショット」にまつわるアレコレもまた、「縁」という言葉でしか言い表せないものでありました。
 
どちらもあわせて、機会があれば、ぜひ、ご一読ください。
 
さてさて。
「Hello the Masking Face」のWEBショップでは、当店Facebookページの写真アルバムで紹介しているビンテージなリールを販売中です。
 
「Hello the Masking Face」Webショップ
http://maskingface.theshop.jp/
 
当店で扱っているようなリールは生産を終えてから、10年、20年、30年と経たものばかり。釣具屋へ行けば買えるようなものではなく、まさにその出会いは「縁」としか言いようがありません。
これら品揃えに、ご縁を感じるものを見つけていただけたなら、幸いです。
 
皆さまのご利用、お待ちしています。
「Hello the Masking Face」をどうぞご贔屓に。

番頭日記20160116 釣行安全、大漁祈願。

どうもどうもどうも。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。番頭ですよ?
 
ここをお読みの皆さまは、初詣にはどこに行かれたのでしょうか?
番頭はここ3年、年始は深川の七福神巡りをする、と決めています。
地下鉄の森下駅で待ち合わせ、寿老神が安置されている深川神明宮から、恵比須神が祀られている富岡八幡宮まで廻ります。
途中、深川江戸資料館なんかに寄ったりしつつ、ゆっくり神社やお寺を巡っていくのです。
 
そもそもこの七福神巡りをするようになったのは、実はお守りが目当て。
富岡八幡宮には「釣行安全 大漁祈願」のお守りがあるのです。
ご存じでした?
根付タイプと、木札タイプの2種類があって、どちらも本物の金色の釣針が封入されています。
シンプルながら、なかなか素敵なお守りなのですね。
 

 
近年、番頭の釣りは渓流がメインになってきています。
バス釣りなどとはやはり環境が違うため、気をつけていても、ひやっとすることが、年に何回かはあります。
大漁祈願、よりは、釣行安全、の意味を込めて、毎年、七福神巡りをした後に、このお守りを授与していただくことにしているのです。
 
番頭はいつも2種類とも授与していただき、木札タイプはいつも使うメッセンジャーバッグに、根付タイプは100円ショップで購入したパーツを使って、スマートフォンにぶら下げています。
 

 
調べてみると、富岡八幡宮のほかにも、釣り人に向けたお守りはいくつかあるのですね。
たとえば、三浦郡葉山町の森戸大明神には「えびす大漁御守」として、富岡八幡宮の根付タイプとそっくりなお守りが。

http://www.moritojinja.jp/about/omamori.html

お守りではありませんが、新宿区市谷にある市谷亀岡八幡宮では、「釣行安全 大型・大漁祈願ステッカー」なるものが授与していただけるそうです。

http://www.ichigayahachiman.or.jp/jyuyohin/index.html

関西では、大阪市住吉区にある、住吉大社が有名でしょうか。
ここでは「釣人守」として、ルアーや餌木を模したカラフルなお守りを授与していただくことが可能です。

http://www.sumiyoshitaisha.net/worship/omamori.html


どのお守りも「ご利益」と直球で表記されているところに大阪の空気を感じないでもないありませんが、ともあれ、このお守りは「釣人守護」のご利益がある、とのこと。
 
また、京都市左京区貴船神社には、5種類の「ルアー守」という授与品が。

http://kifunejinja.jp/omamori.html

見れば、シャッドやミノー、ポッパーなど、形もいろいろ。実際に訪れた人の話しを聞くと、カラーリングもさまざまなものが用意されているようです。
ほかにも、大阪府寝屋川市の大頂山 地蔵寺では、釣行安全のご祈祷をしていただくことができるそうです。

http://www.hotoke.or.jp/j_turi/mousikomi/mousikomi1.html

お守りも授与していただけますし、ご祈祷料の一部は環境保護団体へ寄付もされるとあるのが、釣り人としてはうれしいところじゃないでしょうか。
 
関西へと行った際には、住吉大社貴船神社へ参り、お守りも授与していただきたいな、なんて考えている番頭です。
ネットでちょっと探しただけでこれだけ見つかるのですから、全国的に見ればもっとたくさんの釣り人向けなお守りがあるんでしょうね。
もっとも、こうした明確な釣り人向けのお守りを用意していなくとも、水、あるいは恵比須神を祀った神社であれば、水難、あるいは好釣果に対してなど、釣り人にとって大きな御利益がありそうです。
 
釣りは自然を相手にした遊びです。
ときにはどうしても予測不能な事態と向き合うことになりかねません。
これらのお守りがあれば大丈夫、とは思いませんが、釣行時にお守りを目にすることで、より安全を心がけよう、そんな自分への戒めが働くことはあります。
もっとも、釣りが下手な番頭の場合、釣果はいつも神頼み、という点は否定しませんが。
 
 
さてさて。
「Hello the Masking Face」のWEBショップでは、当店Facebookページの写真アルバムで紹介しているビンテージなリールを販売中です。
 
「Hello the Masking Face」Webショップ
http://maskingface.theshop.jp/
 
Facebookページ
https://www.facebook.com/themaskingface
 
軽さやギアの滑らかさなど、絶対的な性能では最新のリールに適わない部分もありますが、その分、今の製品にはない優美な装飾やユニークな機能を持ったものも少なくありません。
釣りという遊びで使う道具ですから、絶対的な性能を追い求めるだけでなく、こうした道具の“味”を楽しんでみてはいかがでしょう?
 
皆さまのご利用、お待ちしています。
「Hello the Masking Face」をどうぞご贔屓に。

店主敬白20151209 緑色の可愛い珍客。

店主石田です。スウェーデンから可愛いリールが届きました。
「Abumatic 30」です。なかなか見ることのない珍品ですね。

リールもさることながら箱に貼られた切手がまた実にスウェーデンらしくて素敵です。








番頭日記20151021 「鱒の森」No.30とヘッドランプのお話し。

どうも。番頭ですよ?
外出から帰ってきてポストを覗いたら、つり人社が出している「鱒の森」最新号が届いていました。
定期購読しているわけではなく、今回発売されたNo.30では、「10年もののトラウトギア。」という特集のなかの1ページを書かせていただいているので、掲載誌が送られてきたのですね。
番頭が渓流で使っているリール、ミノー、そして、ヘッドランプについて、あれこれ書いています。
今回は、そのヘッドランプについて、文字数の関係で記事では触れられなかったことを、少し。


 
シーバスなんかの夜釣りはもちろん、番頭は渓流にも必ずヘッドランプを持っていきます。
バッグやベストにひとつ装着しているほか、たいてい、背中のポケットなどにももうひとつ、ヘッドランプを入れています。
これは、渓流釣りをはじめてすぐの頃、釣りに夢中になっていて、気づけば足下もおぼつかないほどの暗さになってしまい、とてもとても怖い思いをした、という経験から来た習慣です。
皆さんもご存じでしょうけど、谷あいを流れる渓流では、夕刻になると山で光りが遮られ、想像以上に早いペースで暗くなっていく、なんていうことが多いのですね。
あれは5年くらい前になりますかね。
初めての渓へ行った際、水辺に出るまでに、電灯がまったく設置されていない、100m近いトンネルを抜けていかなければならなかった、なんてこともあり、そのときはこうした準備がたいそう役に立ちました。


 
今どきのヘッドランプは、大光量LEDのおかげで、軽くて明るい優れた製品が多くていいですね。
「鱒の森」の原稿にも書きましたが、番頭は大光量のLED1灯と、複数の低光量LEDのタンデムが好み。
手元、足下を照らす低光量のときはなるべく広い範囲を、大光量が欲しいときは、より遠くまで照らして欲しい。
こんな欲求を満たすには、複数の光量の違うLEDをそれぞれ搭載した構成のものが適しているのです。
 
番頭が選ぶヘッドランプのポイントは、もうひとつあります。
低光量のLEDに光量調節機能がついていること。
夜釣りでラインを結び替えるときなどは、手元を照らす光りが明るすぎると目が非常に疲れるので、なるべく光量を落としたくなるのですね。
日本のとあるメーカーから出ている大光量と低光量をタンデムで搭載したヘッドランプは、なぜか光量調節が大光量LEDでしかできません。
番頭にとってはこれがまったく理解できないのです。
低光量LEDは、手元の作業を照らすときと、歩きながら足下を照らすときなど、明るさを変えたいときがけっこうあります。
それに対し、大光量LEDを点灯するのは、とにかく明るい光が欲しいとき。
こちらを暗くするなら、最初から低光量LEDを点灯させればいいだけですし、なぜ「大光量のLEDだけ」に暗くする機能を持たせるのか、まったくわかりません。
その点、番頭が愛用するブラックダイヤモンドの「スポット」や「ストーム」は、大光量、低光量、どちらのLEDも光量調節が可能です。
これこそが合理的な設計なのではないかと思うのですが……。
 
皆さんは、どんなヘッドランプをお使いですか?
 
 
さてさて。
「Hello the Masking Face」のWEBショップでは、当店Facebookページの写真アルバムで紹介しているビンテージなリールを販売中です。
 
「Hello the Masking Face」Webショップ
http://maskingface.theshop.jp/
 
Facebookページ
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軽さやギアの滑らかさなど、絶対的な性能では最新のリールに適わない部分もありますが、その分、今の製品にはない優美な装飾やユニークな機能を持ったものも少なくありません。
釣りという遊びで使う道具ですから、絶対的な性能を追い求めるだけでなく、こうした道具の“味”を楽しんでみてはいかがでしょう?
 
皆さまのご利用、お待ちしています。
「Hello the Masking Face」をどうぞご贔屓に。

番頭日記20151017 八戸市第2魚市場で、11.5kgのスズキが水揚げ!

どうもどうも。番頭です。
八戸市第2魚市場で、11.5kgのスズキが水揚げされた、とのこと。
 
 
「ハマに“主”現る 巨大スズキに驚き

デーリー東北新聞社 10月17日(土)10時59分配信

ハマに“主”現る 巨大スズキに驚き

市川沖の定置網に入った重さ11.5キロのスズキ

 ひとたび大物や珍しい魚が揚がれば表情がパーッと明るくなるのが、ハマの仕事に従事する人たちのいいところ。八戸市第2魚市場で16日、市川沖の定置網に入った重さ11.5キロのスズキが水揚げされ、市場関係者らは「こんな大きなスズキは見たことがない」と一様に目を丸くした。

 関係者によると、通常上場されるのは3〜4キロで、まれに揚がる大きいサイズでも6〜7キロ。“特ダネ”はすぐ場内に広まり、集まった仲買業者らは「40年近く市場に来ているが、初めて見た」などと沸き立った。

 腹も大きくふくらみ、まるで主のような風格。ある業者は「よく捕れたというより、よくもいままで捕られなかったな」と感心しきりだった。」


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151017-00010002-dtohoku-l02
 
 
確かに大きいですね。
マルスズキなのか? それともヒラスズキなのか? 全長はどれくらいなのか?
もうちょっと詳しい情報が知りたくなりますね。
番頭が釣ったシーバスの最大サイズはせいぜい65cmといったところなんですが、たまにメーターオーバーなんていう大物の写真が回ってきたりしますよね。
11.5kgという重さのシーバスは、はたしてどんなもんだろう?と気になって調べてみたところ、釣具店「ポイント」のWebサイトにたどり着きました。
 
 
シーバス(スズキ)釣り情報 ポイントデータベース
http://www.point-i.jp/fish/turiinfos/search/sakana_id:30/sort:nagasa/direction:desc
 
 
ここにはお客さんが釣り上げた大物の写真とサイズ、重量がまとめられた釣果ページが用意されていて、魚種ごとの検索もできるんですね。
魚名として「シーバス(スズキ)」を指定し、大きさ順に並べ替えてみたところ、いやびっくり。
このニュースで取り上げられているものより大きな、13kg、14kgといった釣果まであるじゃないですか。
こんなの釣っちゃったら、自己記録を塗り替える楽しさをそれ以上味わえなくなりそうな……。
いやいや。
とりあえずわかったのは、メーターを超えてても10kgにいかない個体もある、ってこと。
そう考えると、とりあえずこの八戸市第2魚市場に水揚げされたスズキはメーターオーバーは確実なようですね。 
ふと気づけば、今年は一度もシーバス釣りに行ってません。
潮回りのいい日を狙って、ひさびさに行ってみようか? と、そんな気分になりました。
 
 
さてさて。
当「Hello the Masking Face」では、WEBショップにおいて、当ページの写真アルバムで紹介しているビンテージなリールを販売中です。

「Hello the Masking Face」Webショップ
http://maskingface.theshop.jp/

軽さやギアの滑らかさなど、絶対的な性能では最新のリールに適わない部分もありますが、その分、今の製品にはない優美な装飾やユニークな機能を持ったものも少なくありません。
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番頭日記20151016 巻き上げ力って、そんなに必要ですか?

どうもどうも。番頭です。
渓流シーズンが終わってしまった、と嘆いているその今になっても、北海道の釣り人さんからの釣果写真がシェアされてきて、慰められているような、残念さがいや増すような、複雑な気分を味わっている今日この頃です。
お元気してますか?
 
今回は、リールの巻き上げる力について、ちょっと書かせてください。
当店が注力し、屋号にもその含みを持たせているクローズドフェイススピニングリールや、クローズドフェイスリールですが、この話題になると、したり顔で「巻き上げ力が弱い」なんて声高に叫ぶ人たちがわらわら出てくるのが常です。
Yahoo!知恵袋にも、こんなエントリーがあります。
 
 
「なぜクローズドフェイスは嫌われるのか...」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1319362708
 
 
いや、実際に機関部の構造はかなり簡素ですし、ベアリングなんかもほとんど使われていません。おまけにラインを巻き取る方向がラインの放出方向に対して90度ずれていることもあって、力の伝達ロスがあるのは確かです。
が、しかし。
オフショアなんかで青物を狙うならともかく、日本におけるルアーフィッシングで、そんなに巻き上げ力って、必要なんでしょうか?
たとえばこの小さな女の子、バービーが描かれたおもちゃみたいな釣竿とクローズドフェイスリールで、けっこうな大物を釣り、じゃかじゃか巻いて寄せてきてます。
 
 
バービー人形の釣りざおに、まさかの大物がヒット!大興奮の女の子(動画)【らばQ】
http://labaq.com/archives/51857740.html
 
 
また、釣りを通じて知り合ったお友達は、4フィートの自作ロッドに「Zebco 33Classic」を付けて、楽しそうにけっこういいサイズのリバーシーバスを釣ってます。
 
 
雨上がりの真昼のリバーシーバス【昭和な日々】
http://masagoon.exblog.jp/21864569/
 
 
確かに近代的なスピニングリールやベイトリールに比べれば苦労はしますけど、でも、こういった程度の魚を相手にした釣りであれば、クローズドフェイスリールも必要にして十分なパワーやドラグ力は備えている、というわけです。
これは当店の主も言ってる話しですが、そもそも魚とのファイトなんてリールだけで行うものじゃありません。実際はロッドワーク次第で、わりとどうとでもなる話し、なんですよね。
しかも、上のふたつの動画を見ると、バービーリールの女の子はもちろん、「Zebco 33Classic」を装着していたロッドも笑っちゃうほど短いのがおわかりかと思います。
つまり、ロッドのパワーなんてものも、たかが知れています。
それでもちゃんと釣りになってますよね。
 
 
もうひとつ。
巻き上げ力が弱いって、実は些細なメリットもあったりするんですよ。
それは、ハンドルに伝わる情報量が増える、ということ。
たとえば渓流なんかで使っている場合、4〜5cm、3g程度の小さなミノーであっても、流速などによるルアーの引き抵抗の変化をハンドルを回す手で敏感に感じ取ることができるのです。
あぁ、それと!
小さな魚でもより引きを楽しめる、ってことも言えますね(笑)。
 
 
当店のWebページをはじめ、今まで何度も言ってきていることですけれどね。
リールなんて、所詮は趣味、遊びの道具です。
最新のものを揃えて絶対的な性能を追い求めるのもいいですが、それらより劣っているからダメと頭ごなしに否定せず、ときには「足らない部分」「ダメな部分」を楽しみ味わってみるのも、悪くないんじゃないかなぁ、なんて思います。
最新のリールとはまたちょっと違った使い心地が、いつもの釣りに新たなおもしろさをプラスしてくれるかもしれませんよ?
 
 
さてさて。
当「Hello the Masking Face」では、WEBショップにおいて、当ページの写真アルバムで紹介しているビンテージなリールを販売中です。

「Hello the Masking Face」Webショップ
http://maskingface.theshop.jp/

軽さやギアの滑らかさなど、絶対的な性能では最新のリールに適わない部分もありますが、その分、今の製品にはない優美な装飾やユニークな機能を持ったものも少なくありません。
釣りという遊びで使う道具ですから、絶対的な性能を追い求めるだけでなく、こうした道具の“味”を楽しんでみてはいかがでしょう?

皆さまのご利用、お待ちしています。
それでは、「Hello the Masking Face」をどうぞご贔屓に。