Hello the Masking Face 店主敬白&番頭日記

釣具を扱うビンテージタックルウェアハウス「Hello the Masking Face」の主と番頭が綴る日記です。

番頭日記20170520 思い出深き一台との再会。

どうもどうも。番頭ですぅ。
ゴールデンウィークでの人的プレッシャーも落ち着き、釣りに関しては梅雨前のベストシーズンを迎えた感がありますが、皆さんは釣り、行ってますか?
かく言う番頭はといえば、栃木方面へ2度ほど行ってきました。
坊主こそ逃れてはいますが、ダム湖は大減水、渓流は増水、なんていう状況だったりして、あんまり調子が出ずにいます。

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さて。
先日、当店から「ZEBCO 444」をお買い上げくださったお客様が、こんなメッセージを添えられていました。
 
「一度手放したリ-ルなので是非購入したいです。」
 
読んだ瞬間、思わず「わかる!」って声に出してしまいました。
 
釣具って、あくまでも実用品なんですよね。
たとえばAbuの「Cardinal 33」だとか、「Ambassadeur」シリーズ、MITCHELLの「308」などなど、世界的に大ヒットした銘機であれば、何十年たってもさまざまな状態の中古品がたくさん流通しています。ものによってはサードパーティーから消耗部品が供給されたりして改造や修理まで可能です。
が、しかし。
高級機種ならいざ知らず、「ZEBCO 444」のような普及価格帯の品は、壊れたら修理してまで使うような人は希。販売が終了してから時間が経ってしまうと、存在すら忘れられてしまうようなものも少なくありません。
 
釣具って、いきなり最高級品を揃えるのではなく、経験に応じて少しずつ高い道具へと買い換えていくのが一般的ではないでしょうか?
どれだけ本気で釣りを続けるかわからないし、と、はじめはノーブランドのワゴン品で揃え、次にメーカー製の普及価格帯の製品、そこから自分の好みに応じた高級機種へ……。
買い換えの際には、それまで使っていた道具を保存しておく、という人もいるでしょう。
でも、売ってしまったり、釣りをはじめた友達に譲ってしまったり、また、買い換えの理由が故障だったりすると、そのまま廃棄してしまったり、なんて、そんなケースも多いはずです。
ところが。
自分にあてはめて思い返してみるに、釣りに関する知識が増え、腕が上達している過程で手に触れた道具、ありふれたチープな道具ほど、深く思い出に残っていたりするんですよね。
 
普及価格帯以下の製品は、それが商品として生産・流通しているあいだは高級機種以上にたくさん生産されていたとしても、時間が経つと、その立場は逆転。
自分の思い出のなかとは違い、現実ではどんどんその影を薄めていっていまいます。
再び入手したいと思っても、その製品を知ってる人を探すのすら困難、なんてこともあるでしょう。
「ZEBCO 444」のように、普及品といえどマイナーな機種であれば、なおのこと。
きっと、お客様にとって、魚を手にした情景とともに、脳裡に深く焼き付いた機種だったのではないか? そんな風に思うのです。

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ここをご覧の皆さまにも、思い出の、しかし、再会を果たせずにいる道具がありますか?
実は現在も一点、お問い合わせをいただいた機種が在庫にあり、それを確保しています。
WEBショップには並べていない在庫が、けっこうあるのです。
もしかしたら、当店がお役に立てるかもしれません。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
 
「Hello the Masking Face」のWEBショップでは、懐かしさあふれるリールを販売中です。
 
「Hello the Masking Face」Webショップ

maskingface.theshop.jp 
当店で扱っているようなリールは生産を終えてから、10年、20年、30年と経たものばかり。釣具屋へ行けば買えるようなものではなく、まさにその出会いは「縁」としか言いようがありません。
これら品揃えに、ご縁を感じるものを見つけていただけたなら、幸いです。
 
皆さまのご利用、お待ちしています。
「Hello the Masking Face」をどうぞご贔屓に。

番頭日記20170505 初づくしな奥鬼怒釣行。

どうもどうも。
番長、でなくて、番頭です。
 
先日、今季初の渓流へと行ってきました。
奥鬼怒は例年より雪が多めだったそうで、山の上のほうにはまだ白いものが残っていました。標高もある程度高いために、桜もまだ、なんていう時期です。
気づけば山の上だけでなく、廃業した旅館の駐車場

なんかは日陰部分に雪が残っていたりして。
雪代もあって水系にいくつかあるダム湖も満水です。
そんな状況ですから水温はまだ低すぎるだろうと、朝のうちはダム湖に入ったのですが、不発。
その後、いくつかのエリアを回ってみましたが、とある支流で2度ほどルアーを食ってくるイワナに出会いましたが、フッキングには到らず、でした。
 
渓流でのルアーフィッシングをはじめてから年数こそけっこう経っちゃっていますが、経験が薄いので、いつもシーズン序盤、こういう極端なコンディションでの釣りは、戸惑いの連続です。
「こんなところについてるはず、なんだけど?」
「こんな感じでいいのかな?」
ルアーを投げても動かしても、どうもこう、首を傾げながら釣りを続けていたような感じでした。

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午後になって朝一で入ったダム湖に再チャレンジ。
すると、フローティングミノーに反応する魚影が!
ちょっと気合いを入れて、早引き&トゥイッチなんかをカマしてみたら、いや、釣れました、釣れました。
37cmのサクラマス、です。
まだうっすらとパーマークが残っていて、もっと大きくなりそうな個体。
尾鰭なんかを見ると、サクラマスとしてダム湖に放流されたものではなく、上流から差してきたものではないかと思うのですが、どうでしょうね?
サクラマスという魚の陸封型をヤマメと呼び分けているわけですが、ヤマメではなく、ちゃんとサクラマスと呼んでいいと思える魚をはじめて釣りました。
サクラマスとしては、かなり小さい部類に入るのでしょうが、でもうれしさは格別です。

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魚が釣れたことともうひとつ、RayTuneのバルサミノーで釣れたことが、また個人的にはうれしくて。
というのも、この1本、10年近く前に私が初めて手に入れたRayTuneなのです。
関西のほうで行われた忘年会に出席させていただいたところ、上原さんも出席されていて、プレゼントとして出品したこれを引き当てた、というのが、所有に到ったエピソード。
手元にある時間がもっとも長いRayTuneでありながら、私が楽しむ釣りにはちょっとサイズが大きかったこともあって、今まで釣果と無縁なままでした。
ようやく、ようやく生み出された本来の仕事をさせられた、というわけです。

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ちなみに、このとき使っていたリールは、このオフに手に入れた「506 MKII」。
このリールで魚を釣ったのも、やっぱりこれが初めてです。
「506 MKII」を横に置いた写真も撮るべきだった、と思ったのは、帰宅した後でした。
 
 
さてさて。
先日、お店に並べたばかりの「ZEBCO 444」ですが、このGWにお買い上げいただき、売り切れとなってしまいました。
どうもありがとうございました。
お客様とのやりとりでひとつ思うところがあり、近いうちにそのことを少し書いてみようと思っています。
なお、「Hello the Masking Face」のWEBショップでは、ほかにも古めのリールを販売中です。
 
「Hello the Masking Face」Webショップ

maskingface.theshop.jp


当店で扱っているようなリールは生産を終えてから、10年、20年、30年と経たものばかり。釣具屋へ行けば買えるようなものではなく、まさにその出会いは「縁」としか言いようがありません。
これら品揃えに、ご縁を感じるものを見つけていただけたなら、幸いです。
 
皆さまのご利用、お待ちしています。
「Hello the Masking Face」をどうぞご贔屓に。

番頭日記20170428 「Honda釣り倶楽部」の新コーナーと、多摩川の入漁料。

どうもどうも。ご無沙汰しております。番頭ですよ?
 
東京では桜もとうに散り、また別の花々が色とりどりに咲き乱れています。
春ですね。皆さん、釣りには行ってますか?
番頭は、といえば、3月中旬に芦ノ湖へ行き、放流サイズのコーホーサーモンを釣ったきりです。
 
さて、皆さんは自動車メーカーのホンダが釣りに関する情報ページを公開しているのをご存じでしょうか?
 
Honda釣り倶楽部

www.honda.co.jp


 
釣り人社の協力により、その時期に旬な釣りを美しい写真や動画を使って初心者にもわかりやすく解説したページで、釣りの経験があるなしに関わらず、今までやったことのない釣りをはじめるにはとても参考になります。
 
その「Honda釣り倶楽部」で先日、新たにはじまったコンテンツが、「太公望通信」です。
 
太公望通信 2017年4月25日号
ゴールデンウイークの穴場? 都市河川・多摩川の素顔に迫る!

www.honda.co.jp


 
第1回目は東京と神奈川のあいだを流れる大河川、多摩川が取り上げられています。
上流から下流までに到る景観の移り変わりは非常にダイナミックで、ある意味、とても日本らしい川、と言えるのではないでしょうか。
近年は水質浄化によって非常に多くの鮎が遡上するようになっていたりと、さまざまな魚が生息するようになりました。
もっとも、本来は居るはずのない魚もたくさん確認されるようになり、「タマゾン川」なんて呼び方もされるようですが……。
 
番頭、この記事を読んで、触れられていないあることがとても気になってしまいました。
多摩川もエリアごとにいくつかの漁協が管理していて、魚を釣るには入漁料が必要になるのですが、そのことがまったく書かれてないのです。
記事中で触れられている「ウグイ」も、その対象魚です。
多摩川のメンドクサイところは、魚種によってはもちろん、エリアによっても入漁料が違っていたりする、ってことだったりします。
そのことが詳しく解説されているのが、以下のサイトです。
 
多摩川の内水面遊魚規則/フライで鯉を釣る
http://www.level4.jp/carp_fly/fee.htm
 
入漁料を払う必要があるかどうかは漁協が管理しているかどうかが関わってきます。
釣りに行こうと思う場所がどの漁協の管轄となるのか、そしてそこのルールがどうなっているのかをきちんと確認しておく必要があります。
逆に言えば、漁協が管理していないエリアでは入漁料は必要ない、ということになるのですが、しかし、漁協が管理をしてない水域だからと言って、ルールが何もないワケではなく、その都道府県ごとの「内水面漁業調整規則」というルールは適用されるため、いくつかの魚種などは禁漁期などが設定され、これに違反すると“密漁”ということになってしまいます。
たとえば鮎に関しては東京都では期間に関係なく、10cm以下のものは採捕が禁止と内水面漁業調整規則に明記されています。
もう何年も前になりますが、「フェネック」というクルマ雑誌に、多摩川で稚鮎を釣って美味しく食べる、なんていう記事が掲載されていて、びっくりしたことがあります。
ちょっとフリーダムすぎ、ですね。
編集部にはこういうルールが存在することを知っている人がいなかったのでしょう。
 
ちなみに神奈川の内水面漁業調整規則では、鮎に関しては「1月1日から5月31日まで及び10月15日から11月30日まで」という禁漁期が設定されているのみで、サイズに関しては記述がありません。
多摩川の川崎エリアは「川崎河川漁業協同組合」という漁協が管轄しているのですが、ここの漁協が独自に鮎の大きさに関してのルールを設けているということもないみたいです。
 
川崎河川漁業協同組合

kawasakikasen.sakura.ne.jp


 
つまり、6月以降、川崎側の岸でなら、10cm以下の鮎を釣っても違反にはならない、ということですね。
ただ、入漁料はやっぱり必要ですし、それにそんな時期に10cm以下の鮎がいるのかどうかは、別問題です。
 
あんまり堅苦しく考えるのもどうか、とは思うのですけれども、自分が遊ぶフィールドには「こういうルールがある」ということは、ぜひ知っておくべきではあると思います。
ちなみに内水面漁業調整規則には、ちゃんと罰則も設定されていて、違反すると「6月以下の懲役若しくは、10万円以下の罰金」が課せられる、とあります。
あんまり軽んじていいお話でもないのですね。
 
 
さてさて。
「Hello the Masking Face」のWEBショップでは、昔懐かしいZEBCOのアンダースピンリール「ZEBCO 444」をはじめとする、ビンテージなリールを販売中です。
 
「Hello the Masking Face」Webショップ

maskingface.theshop.jp


 
当店で扱っているようなリールは生産を終えてから、10年、20年、30年と経たものばかり。釣具屋へ行けば買えるようなものではなく、まさにその出会いは「縁」としか言いようがありません。
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皆さまのご利用、お待ちしています。
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番頭日記20170326 アンダースピンリール「ZEBCO 444」販売開始。

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どうもどうも。番頭です。
またもやご無沙汰しておりました。
 
今回は久々のニューアイテムお披露目です。
当店としては初めての扱いとなるアンダースピンリール、「ZEBCO 444」です。
 

「ZEBCO 444」

Hello the Masking Face(ハロー・ザ・マスキング・フェイス) - 写真 | Facebook


隅から隅まで吟味を重ねて設計、製作されたTRY-ANGLEの「TU-01」が大きな話題となっている2017年春にあえて、あえて繰り出すZEBCO製品。
レバー操作に対してベストなグリップポジションを実現するリング状のリールフットには、老舗メーカーならではの「使いやすさ」への探究心が見て取れます。
おそらくは1980年代に流通していた製品だと思われるのですが、レトロフューチャー感あふれるこのデザイン、ぐっと来ませんか?
しかも、なんと箱入り、マニュアル付きです。
同じアンダースピンリールとはいえ、まさに「TU-01」とはいろいろな意味で対極にあると言える「ZEBCO 444」。
できれば「TU-01」のユーザーにお買い上げいただき、時代の流れをとくと感じ取っていただきたいところです。
 
さてさて。
「Hello the Masking Face」のWEBショップでは、この「ZEBCO 444」のほかにも、ビンテージなリールを販売中です。
 
「Hello the Masking Face」Webショップ

maskingface.theshop.jp
 
当店で扱っているようなリールは生産を終えてから、10年、20年、30年と経たものばかり。釣具屋へ行けば買えるようなものではなく、まさにその出会いは「縁」としか言いようがありません。
これら品揃えに、ご縁を感じるものを見つけていただけたなら、幸いです。
 
皆さまのご利用、お待ちしています。
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番頭日記20170205 「506 MKII」を買ってしまいました。

どうもどうも。番頭ですよ?
皆さま、お元気していらっしゃいますでしょうか?
 
昨年11月、もう3か月も前のことになってしまうんですけどね。
番頭、またひとつリールを買ってしまったのです。
 
今使っているリールに不満があるワケではありませんし、しかも今より何かが大きく違うワケでもないとわかってはいる、のです。
わかってはいるんですけれど、1年前に見たときより4000円以上も安く買えることがわかった瞬間、ついぺちっとOrderボタンをクリックしてしまい。
ここ最近の渓流におけるメインウェポンであった「706」の後継機「506 MKII」をついに買ってしまったのです。
 
今回購入したイギリスのサイトでは、商品価格はご丁寧に日本円で表示されるのですが、私が買った当時、価格は、日本への送料などコミコミで7648円となっていました。
本体価格が6405.00円で、送料が1243.00円。
送付方法は国際郵便です。

www.harrissportsmail.com

オーダーしたのが、11月1日、届いたのが12日ですから、受け取るまでに11日間かかったことになりますね。
購入時に入力したデータについて担当者とメールのやり取りをしてから発送になったので、通常よりも日数は余計にかかっています。
というのも、オーダーフォームが日本語をちゃんと処理していたので、住所を日本語で書いてみたのです。
すると、担当者からメールが来て、「住所が読めねぇよ」と。
こちらとしては、読めずともどうせそのまま流し込んで処理するだけだから問題ないだろうと思っていたんですけれど、ダメだったようですね。
 
ま、そんなやり取りを経た後、「発送したよ?」っていうメールが来たのが3日。そこから考えると、9日間、ですかね。
荷物のトラッキングができなかったのが不満ではありましたけど、1243円でイギリスから届くんですから、安いですよね。
 
布製のケースにスペアスプールともども、収められているのは、「706」といっしょ。
最初から装着されているものも含めると、シャロースプールが3つ、深めの、というか、「500」シリーズや「1044」で言うところのノーマルスプールがひとつ。合計で4つもスプールが付いてくるところが、ユーザーとしては、うれしいですね。
一般的なスピニングリールに比べると、ホントに実用的で割安だと思います。
 
「706」との最大の違いは、まず見た目。
ベルカバーがマット処理した黒塗装から、ぎらぎらなメッキ剥き出し、中央にシール、っていう構成に変わっています。
外から見える違いはもうひとつ。
ハンドルの付け根、固定にリテーナープレートが装着されています。
が、しかし構造は「706」と、いや言ってしまえばそれよりもっと前の「1044」ともほとんど変わらないので、ハンドル固定部分の補強、というより、装飾的な意味合いが強いと思われます。
 
で、中身で大きく違っているのは、ラインを巻き取るために回転するベルカップ周り。
「706」からすでにピンが出る穴はカップに1カ所しかなく、「506 MKII」でもそれは同様。ただ、ピンの反対側の場所に、ご親切にも「外すときはこっちに回してね!」ってい矢印がプリントされています。
そして、何より変わってるのが、リトリーブピン。
「706」では無垢の真鍮だったこれが、「506 MKII」では、セラミックコーティングに!
「706」の写真をよく見てもらえばわかると思いますけど、番頭が使っているものは、すでにラインのあたる場所が削れてうっすらと溝ができちゃっています。
「706」の問題はピンよりも、ベルカップの材質とコーティングなのですね。
なんか「500」シリーズよりも弱いんじゃないか、っていう気がするのです。
ともあれ。
耐摩耗強度が上がり、ラインに優しくなる今回のピンの部品変更は歓迎すべきことではあります。
ベルカップの耐久性がどうか、は、何年か使ってみなて判断、というところでしょうか。
 
そんなワケで、今年の渓流では、この「506 MKII」をメインに使って行こうと思っています。  
 
 

さてさて。
「Hello the Masking Face」のWEBショップでは、当店Facebookページの写真アルバムで紹介しているビンテージなリールを販売中です。

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https://www.facebook.com/themaskingface/

  
「Hello the Masking Face」Webショップ

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当店で扱っているようなリールは生産を終えてから、10年、20年、30年と経たものばかり。釣具屋へ行けば買えるようなものではなく、まさにその出会いは「縁」としか言いようがありません。
これら品揃えに、ご縁を感じるものを見つけていただけたなら、幸いです。
 
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「Hello the Masking Face」をどうぞご贔屓に。

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ビニールテープでぐるぐる。実用重視な梱包。
こういう荷物を受け取ると、日本製段ボールの製紙技術がいかに高いかがよくわかる。こうしないと、段ボールがもろすぎて保たないんですね。

 

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こ、このクレストマークは!?

 

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ばばーん。

 

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箱のなかには布製キャリングケースがみっちり。

 

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取り外し可能な間仕切りでわけられ、3つのスペアスプールと本体、マニュアル、パーツリストが押し込められています。

 

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「506 MKII」、なんかギラギラしています。「安っぽい」と見るむきもあるかも?

 

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右が今使っている「706」。左が届いたばかりの「506 MKII」です。

 

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「506 MKII」はハンドルの付け根にリテーナープレートが見えるの、わかります? たぶん、実用的には何の意味もないと思います。

 

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「506 MKII」の改良点のひとつ。「500」シリーズからずっとそうなんですけど、リトリーブ用のベルカップは逆ネジになっていて、知らないで外そうとすると大変なことになってしまいます。それを警告するための矢印が印刷されているという親切っぷり。

 

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「706」の写真。ピンは山吹色に輝く真鍮製です。これを手に入れて何年になりますかね? 渓流に行ってる日数で言えば100日にははるかに満たないと思うのですが、ベルカップがラインで削れて、うっすらと溝ができてしまっています。ラインが傷むほどではないので、とりあえず放置していますが、もう少し状況が進んだら磨こうかと思っています。

 

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「500」シリーズや「1044」を使ってた人には「おっ!?」と思わせる、「506 MKII」のリトリーブピン。「1044」や「704 premiere」と同様、セラミックコーティングのピンに変更されています。これが最大の改良点かも?

番頭日記20170201 釣場でコーヒー。

どうもどうも。
番頭ですかそうですかそうですそうです番頭です。
もう今日から2月ですって。早いですね。
 
釣場で淹れ立てのコーヒーが飲みたいなぁ、なんて思うこと、ありませんか?
一応、コールマンのパーコレーターは持っているのですが、自動車免許のない番頭の場合、渓流釣りはいつも人様のクルマに乗せていただく身でありまして、これだと不相応にかさばるのが困りもの。
また、ワイヤーを螺旋状に曲げて作られた「ユニフレーム」の「コーヒーバネット」も持っています。
 

コーヒーバネット grande | ユニフレーム アウトドア用品総合メーカー

https://www.uniflame.co.jp/product/664018

 
が、これは購入当初の目論みと違って家でコーヒーを淹れるときに大活躍しているので、外でもと考えると、もうひとつ買った方が都合がよいという状況に。
どうせ新たに買うことになるなら、気に入ったドリッパーをゆるく探そう、なんて思って、そろそろ1年が経ちます。
 
ところで、番頭、長野市にある善光寺近辺の街並みが大好きで、年に何度か、遊びに行くんですね。
昨年末のこと。
長野に遊びに行ったときはたいてい寄ることにしているアウトドアショップ「NATURAL ANCHORS」さんというお店で、頼まれものとして「MUNIEQ」の「Tetra Drip 01P」というドリッパーを買ってきました。
 

naturalanchors.com

「MUNIEQ Tetra Drip 01P」

http://www.munieq.com/product-page/2962f550-2ed9-339f-b54f-aa53c100507d

 
3枚の板を組み合わせて作る携帯用のドリッパーで、アイデアとデザインが秀逸。
円錐でなく、三角錐となるので、実使用での使い勝手は若干の疑問が残りはしますが、それを差し引いてもこの機能美は素晴らしいものがあります。
ただ、その3倍くらい高いステンレス製の製品もあって、耐久性などを考えるとそっちに軍配が揚がるんですよね。
店主のかたも、ステンレス製をオススメしてました。
 
うぅん、樹脂とステンレス、どっちも捨てがたいなぁ、なんて悩んでふと横に目をやると、つり人社の「鱒の森」で見かけて以来、ずっと気になっていた「GSI ウルトラライト ジャバドリップ」が置いてありました。
 

GSI ジーエスアイ ウルトラライトジャバドリップ:エイアンドエフ オンラインストア【公式通販サイト】

http://gsioutdoors.jp/product/beverages_partyware/coffee_espresso_makers/#tag=.showall

 
この製品の魅力は、ペーパーフィルターがいらない、ってところ。
カップの縁を挟む構造の支柱が樹脂製で、耐久性と強度に若干の不安を感じないでもないものの、携帯性と使い勝手は見るからに良好そうです。
 
ただ、家に帰ってきて調べてみると、メーカーサイトに製品情報がないんですよね。
 
コーヒー&エスプレッソメーカー | GSI OUTDOORS(ジーエスアイ)公式サイト
http://gsioutdoors.jp/product/beverages_partyware/coffee_espresso_makers/#tag=.showall

 
流通在庫のみでもう製造は中止されている、ってことなんでしょうか?
まぁ、こうしていくつもの通販サイトをはじめ、前述の「NATURAL ANCHORS」さんでも買えるわけで、問題はないんですけれど。
 
世の中には1杯分の豆がセットされた使い捨てのドリップバッグなんていう便利なものもありますし、番頭個人の渓流解禁まで、まだけっこう間があります。
急ぐ話でもないので、何にしようかなぁ、なんてことを、ふと思い出したときに、つらつら考えている、今日この頃。
ここをご覧の皆さまは、釣行時のコーヒーブレイク、どんな道具立てで楽しんでらっしゃいますか?
 
 
さてさて。
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番頭日記20170130 気になるロッド。

どうもどうも。
番頭です。ご無沙汰しております。
東京(横浜)のフィッシングショーが終わり、今週末は大阪のフィッシングショー。
早いところでは2月から鱒類が解禁になるところもあるようですね。
相変わらず寒い日が続きますが、季節は確実に春へと向かっているようです。
 
さて、久々の更新となる今日は、ロッドの話を。
 
SMITHなんかだと、「TROUTIN' SPIN」の「GTR-X」とか、初代「BUNSUILAY」とか、それくらいまでですかね。
ガイドスレッドを3色以上の糸で巻いたり、バット部分に飾り巻きを入れたり、いろいろと工夫して見た目の美しさに凝る、といったことをやっていました。
全体の佇まいを演出するために、細部での装飾や遊び心を大事にする竿作り、ですね。
しかし、今でもそういうことをやっているのは、個人経営のショップが出すオリジナルのロッドくらいになってしまいました。
 
手間がかかる上に少数生産になっちゃいますから、そういうショップブランドのロッドはかなりの高級品、っていう価格付けがなされることに。
大手とそうでないところの住み分けが出来てきた、とも言えるんですけど、これは同時に、大手のメーカーが出す製品がおもしろくなくなってきた、ってことでもあるように思います。
ちょっと残念な気がしないでもないですね。
 
バスみたいに競技としての釣りがあるジャンルにおいて、それに向けた製品であるのなら、機能至上主義みたいなロッドはあって然るべき。
でも、トラウトとか、あるいはメバルとか、楽しみのための釣りであるはずなのに、いつの間にかそれに向けた製品が機能重視に走り過ぎて、ある種、「余裕がない」ものばかりになっちゃってるようなところがあるのは、とても残念な気がします。
なんかつまらないな、と思うものの、売れなければメーカーとしても製品を出すのは難しいワケで、この辺り、けっきょく多くの購買者がどんなものを求めているかが反映されているだけ、でもあるんですよね。
 
こんなことを考えたのも、「Sports Fishing Tools かねは商店」が手がける「WESSEX ウェセックストラウトロッド/ベイト WSE-C/5 (グリップ付属無しタイプ)」という製品を知ったから。
 

www.facebook.com


 
動画を見ると、ホントに美しいロッドのようです。
グリップが別途必要なので、どんなグリップとリールを組み合わせるか、そんなことを考えるのも、楽しそうですね。
 
 
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