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Hello the Masking Face 店主敬白&番頭日記

釣具を扱うビンテージタックルウェアハウス「Hello the Masking Face」の主と番頭が綴る日記です。

番頭日記20140130 リールの機械的精度について。

どうもどうも。
昨年の今頃に比べればマシな気はしますけれど、相変わらずお寒うございますね。
番頭です。

先日出品しました2台の「Cardinal 3」はおかげさまでめでたくどちらも落札され、1台はすでに発送済み、もう1台もお取引に入っています。

「Cardinal 3」を出品して改めて思いましたけれど、古いもの、新しいもの、それぞれにやっぱり良さがあって、釣り道具って、楽しいですね。
特に古い道具の場合に思うのは、そのモデルが持っている“力”です。
30年、40年、50年と、長い年月を捨てられずに生き抜いていることだけでも驚きなのですが、そのうえ実釣に使うことができ、さらに売買が行われるほど個体数が残っている。
考えれば考えるほど、スゴいことです。
基本的な設計における素性のよさが耐久性へとつながっているのでしょうし、おそらくそれを支えるメーカー、あるいはサードパーティーのサポートもあってのことでしょう。
何より、多数の個体が生産されたという事実も必要です。
今日そういった道具を使うことができるのは、つまり、それらのビンテージタックルが、それだけ多くの人々に愛されてきたからこそ、惹きつける魅力があってこそ、なんですよね。

リールなんかを話題にするとき、よく「(機械的)精度が高い/低い」って言いますよね。
でもこれ、リールみたいな実用品の場合、極端に精度を上げすぎると、かえって不都合が起こったりするのです。特に部品と部品が触れ合う部分なんかは、適度な遊びが必要。もちろん、遊びが多すぎると使用感はがた落ちしてしまいます。
それは生産直後の部品や組付けの精度だけで言ったら、現代の製品のほうが高いでしょう。
しかし、名機と言われるようなビンテージタックルは、実使用を重ねてもその精度の落ち方が緩やか。それはつまり、耐久性があるワケですね。
現代の製品は、もとの精度が高すぎる分、実使用でそれが落ちてきた場合に使用感に与える影響が昔の機械よりも大きいように思います。
昔の製品に比べ、華奢な感じがどうしてもしてしまうのは、このためでしょう。
たとえば今年のフィッシングショーで発表されるような最新の釣り道具のなかに、30年、40年、50年と経った後も愛され、使い続けられるものがどれだけあるんだろうか?
ついつい、そんなことを考えてしまうのです。

誤解しないでいただきたいのは、番頭、最新の釣具も大好きです。
シーバスではコンピュータがブレーキ制御をしてくれるようなベイトリールを使ってますし、昨年の渓流では「ベイトフィネス」なんていうはやり言葉が機種名に含まれているものを使っていました。
ただ、なんて言うんでしょうか?
「いい」という評価の質が違うのかな、と、そんな風に思うのです。

さて。
落札された「Cardinal 3」に変わり、今回、新たに「garcia Abu 505」を出品しました。

http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/176219004


「Abu 505」の魅力といえば、クローズドフェイススピニングリールとしての実用性の高さと、真紅にペイントされたベルカバー、スタードラグ、ハンドルの艶やかさでしょう。
番頭も渓流などで今も愛用しているのですが、番頭の私物は最後期の製品であるため、ハンドルが黒で、ボディ表面がツヤ有りツルツルな塗装なんですよね。
今回のものは比較的初期の製品で、ボディはつや消しのごつごつした塗装で、ハンドルもちゃんと(?)、真っ赤にペイントされています。
オークションの商品説明にも書きましたが、当方でオーバーホールしたところ、もうハンドルはとても気持ちよく回るようになりました。外見的に目立つ傷も少ないですし、「Abu 505」の購入を検討されているかたには、ホントにオススメの1台です。
ぜひ入札をご検討ください。

皆さま、「Hello the Masking Face」をどうかご贔屓に。



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