Hello the Masking Face 店主敬白&番頭日記

釣具を扱うビンテージタックルウェアハウス「Hello the Masking Face」の主と番頭が綴る日記です。

店主敬白20140414 今年は芦ノ湖に

アルジのイシダ・ショーキチーニョですこんにちは。
今週は久しぶりに芦ノ湖に行ってきます。しばらくの間釣りからかなり遠ざかってまして年に二〜三度海で釣りするくらいになってましたが、今年は原点回帰で湖のトラウトフィッシングに勤しみます。

ルアーによるトラウトフィッシングというと近年ではどうしても管理釣り場が主眼になりウルトラライトなタックルで効率よく数を釣るという考え方の方が多いようですが、ビンテージタックルを扱う当店としてはその昔ルアー釣りというものが日本に広まり始めた頃の追憶のような視点で、クラシカルなスタイルでのトラウトフィッシングを提案して行きます。

今でこそ2gに満たないような極小のスプーンなどで数釣りをするスタイルなんかも流行っていますが、日本人の面白いところはあるスタイルが流行って主流になるとその方法以外では釣れないんだといつの間にか思い込んでしまう傾向があることですね。

トラウト類は外国から入ってきた魚種も多いわけで、ルアーフィッシングは言うまでもなく舶来の釣りです。外国から入ってきたルアーには7〜10gくらいのスプーンは勿論のこと18gを超えるスプーンなんてのも普通にあって、Big fish eats big baitなんていう言葉もある通り大きな魚を狙う為にサイズの大きなルアーをチョイスするのは一つのセオリーです。

私個人はとにかく13cmのミノーを投げてトゥイッチングやグリグリメソッドでヤル気のあるトラウトをとるのが大好きなのですが、そんな釣り方をベイトキャスティングリールに縛ってやってみようかなと考えている昨今です。トラウトでベイトリールと言うとすぐにベイトフィネスとか言い出す人もいますけど、いやいや真逆ですので(笑)
もっとヘビーデューティーなゴツい釣りをね、ダイナミックに楽しみたいわけです。

バス用にはトップウォーターに特化したスローテーパーのグラスのベイトロッドが沢山ありますが、トラウト用にはクラシカルなデザインのベイトロッドはあまりないですね。最近のグリップのオフセットしていないベイトロッドではビンテージ系のベイトリールや僕たちの大好きなクローズドフェイスリールは使用できないのが悩みの種で。先日NFTの富士グリップのついた6ftのグラスロッドのデッドストックを購入しました。昭和の国産ロッドは大好きです。

そんな感じで、まだ今年は水温の上昇が遅いと言われている芦ノ湖に取り敢えずタックルのマッチングのテストをしに行くため、ベイトリールをいくつか用意しました。購入してからずーっと使わずにおいていたフルーガーの2800や、当店ではイチオシのお勧めであるシェイクスピアのプレジデントIIシリーズ、ABUの定番5500C、左ハンドルの4601-C3など。

今日は97-98年頃に買ったものの直ぐにスプールが空転するようになってしまって15年くらい放置していた2500C IARの修理をしました。めんどくさかったなー。

写真の背景はうちの番頭さんもナイスな文章を寄せている「フライの雑誌」です。これ読んだら鯵のフライフィッシングも行きたくなりました。


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